2016.04.01

あがったのは、印章テクニック

先月は本当にいろんな方から
「おめでとう!」という声をかけていただきました。
それと同時に会社作るのってタイヘンだったでしょ?
ともよく聞かれます。

 

答えは「ノー」。
いまやネットにいくらでも
雛形が転がっているし、
設立するための無料サイトもあるので
「作るだけ」ならおよそ21万円さえあれば
誰でもできちゃうんです。
これは設立にかかる登録税とか
なんとかで絶対に避けて通れないので。

 

資金があるかたなら司法書士さんに
お願いすればぜんぶやってもらえます。
そのぶん費用もかかりますけど。

 

じゃあ、何が大変かというと、
それと同時にやらなければならないことや
決めなければならないことが
たくさんあるからです。

 

社名はもちろん、定款、事務所をどうするか、
税務署、社会保険庁、市役所といった
役場への各種届け、
さらにはウェブサイトやメアドも必要だし、
となればドメインやサーバー、
おまけに社印、銀行印、名刺、銀行口座の作成などなど、
まだ他にもいろいろあって
それらをほぼ同時に進行するわけですね。

 

これまで通り、通常の業務を行いながら。
ここが一番のポイントです。笑

 

もちろん、お金がある人はこれすら専門の方に
お願いすれば全部やってもらえます。
でも、僕は「面白そう」という
それだけの理由で
多くの部分を自分でやりました。
聞きなれない単語のオンパレードで
かなーり疲弊もしましたが、
社会の仕組み(というと大げさですが)や
ムダが理解できいい経験になったなぁと思っています。

 

さて、そんななかであがったものもあります。
印章、ことハンコを押す技術です。

 

会社を立ち上げるためには
とにかくたくさん書類を作らなくてはいけません。
そのために、いろんなところに
大小様々なハンコを
押す必要があるのです。
もし間違えたらまたそこにも訂正印を押したりと、
この二か月間は
「人生でもっともハンコを押した期間」
と言いきれます。

 

もしお手元に届いた書類の印鑑が
いつもよりキレイに感じたら、
この2か月の成果、かもしれません。笑

 

ちなみに、
ハンコのことを正しくは「印章」といい、
印章で押印した印影が
「印鑑」というそうですよ。