2019.10.23
クリエーターのパクリ問題。
自動車レースの最前線で
活躍されているフォトグラファー、
松本浩明さんの写真が無断使用されたとのこと。
一般の方はご存知ないかもですが、
著作権はフォトグラファーにあり、要は違法です。
「デジタルだし減るもんじゃないからいいでしょ」
という感覚があるかもだけど、
その1枚は技術、経験、
機材費、つながりの積み重ねでもあるわけで。
少し踏み込んだ話を書くと、
プロとして活躍するフォトグラファーなら、
機材費とざっくりいっても
累積で3桁万円、いや4桁万円はかけているはず。
数年に一度はカメラ本体を更新するし、
それにともないPCや画像処理ソフトの更新があり、
本体やレンズのメンテも欠かせないなど、
まあお金がかかるわけです。
かくいうワタクシも過去に
デザイン、写真などをパクられたことがあります。
酷いものだと誌面の構成や文章、
ほぼそのまんまってのもありました。
見ず知らずの他人ならまだしも(ダメだけど)、
これが意外と身近なひとだったりもするんですよね。
本人に悪意がなかったりするのでこれまたタチが悪い。
参考にしていただく分にはまったく構わないんですけどね。
インスタントにコピー&ペーストができる時代になって
この手の問題がいっきに増えたけど、
いつまでたってもなくならないのが現実。
そして、情報がタダで見られる昨今、
ヒトは感動や誰かの労力に対しての
お財布の紐が固くなっているような気がします。