2019.04.11
個展「Presenting PRESENT」開催のお知らせ
来る4月19日~5月7日、
香港のアートスポット「PMQ」にて
「Presenting PRESENT」と題した
個展を開催する運びとなりました。
昨年弊社から千倉志野の
ファースト写真集「PRESENT」を発売しましたが、
今回の展示では写真集の世界観をさらに拡張すべく、
「自転車」「寄席文字」「印刷」
「テキスタイル」「家具」「和紙」そして「陶芸」という
異なるジャンルの7名のクリエーターたちとコラボレーション。
スマートフォンの普及により、
写真が特別なものから日常の一部になった今、
改めて写真の可能性を追求したいと考えています。
お時間ある方はぜひ足をお運びください。
■写真集『PRESENT』について
フォトグラファー千倉志野の
2人の娘の「いま」を
切り取ったファースト写真集。
タイトルには「贈り物」と
「現在」という2つの意味を込めています。
「私は作られた世界よりも、
飾らないそのままの姿がきっと好きなんだろう。
ありのままをそのままに切り取りたいんだろう。
まっすぐな子供たちはまっすぐに、
溢れるひかりは溢れるままに」
(著者あとがきより)
■Presenting PRESENTコラボレータープロフィール
今野真一(CHERUBIM)/フレームビルダー
1965年に創業した、日本を代表する自転車フレームブランド「CHERUBIM」の2代目。東京に工房を持ち、KEIRIN選手やサイクリストのためのオーダーメイド自転車の制作を行う。またNorth American Handmade Bicycle Showでは最高賞を受賞するほか、LEVI’S®とコラボレーションを行うなど、自転車という枠に捉われず様々な活動を行っている。
橘 右女次/寄席文字作家
江戸時代から続く伝統的な寄席文字の家元である、橘 右近に40歳で弟子入り。5年の修行期間を経て、寄席文字の書き手として活動を始める。御年86歳ながらも未だ現役で、落語・寄席で使用される看板やポスターなどに寄席文字を書くほか、寄席文字の普及活動も行っている。かつては多くいた寄席文字作家も、現在の日本では20人にも満たない。
藤本雅也(WOODWORK)/家具職人
明治30年創業の老舗材木屋が始めた、東京の家具ブランド「WOODWORK」の代表。木の仕入れからデザイン、製作・販売まで家具にまつわる一連の工程をすべて社内で手がける。厳選された無垢の素材を使った、シンプルかつオリジナリティ溢れる一生ものの家具を真摯に作り続けている。また、家具を身近に感じてもらうためのカフェの運営など、新たな試みにも挑戦している。
早水恵一郎(TESUKI paper works)/手漉和紙作家
鹿児島の手漉き和紙工房代表。原料の煮熟から紙漉き、染めや活版印刷まで紙の加工に至るすべての工程を手作業で行う。自身で漉いた和紙を自然素材で塗装し、折敷・ 箱・高台といった小物を製作するほか、壁紙に和紙を使用するなど、昔ながらの製法を大切にしながらも既存の和紙のイメージを取り払い、日常の暮らしに沿った作品を作り続けている。
大類尚子(ruinuno)/テキスタイル作家
ISSEY MIYAKE のもとで展示会や店舗ディスプレイなどの制作を幅広く手がけたのちに、テキスタイルデザイナーとして独立。オリジナルテキスタイルのレースやフェルトのストールを中心に制作。自身が愛する日本の古き良き港町で感じた日常の思いやカタチを、プロダクトに織り込んでいる。なお、屋号に入る「nuno」は日本語でclothの意味を持つ。
深井大延(ショウエイ)/プリンティングディレクター
最先端の印刷技術・特殊加工をもとに、日本の代表的な広告の印刷・加工を多数手掛ける印刷会社ショウエイのプリンティングディレクター。グラフィックデザインを学んだのち、広告の世界へ。クラフィックデザインのみならず、プロダクトや空間デザインなどにも関わり、斬新なアイデアを積極的に取り入れて、常に新しい表現方法にトライしている。
studio wani/陶芸家
長崎県波佐見町に工房を構える、日本生まれの綿島健一郎とドイツ生まれの綿島ミリアム夫妻による陶芸ユニット。それぞれ修行期間を経たのち、波佐見町で意気投合しSTUDIO WANIを結成。伝統とモダン、そして日本とドイツのエッセンスを見事に融合させたオリジナリティあふれる作品を多数生み出している。
■主催/WAKA ARTISANS
■企画/Harmonics inc.
■アートディレクション/Slow inc.
■特別協力/SHOEI