2025.10.15

今年もビーチクロスへ

競技志向でもないエンジョイサイクリストの私が唯一参加している自転車イベントがあります。それが千葉県の片貝海岸で開催される砂浜の上を走る自転車レース「ビーチクロス」です。今年で3回目になるんですが、私たちは初回から参加しておりいまやこの季節の恒例行事になりつつあります(笑)。ちなみにビーチクロスの発祥はヨーロッパで、日本国内で開催されているのはこの片貝海岸だけ。太いタイヤを履いていれば誰でも参加できるし、転倒してもケガのリスクが少ないがうれしいところ。
 
さて、去年は仲間3人で交代で走るエンデリューロカテゴリにエントリーしていたんですが、今年はそのカテゴリがなくなったのとのんびり楽しみたかったのもあって12kmの「ハーフビーチクロス」に参加することにしました。「平地でたったの12km? 楽勝でしょ」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんがさにあらず。まあまあしんどいんですよ、これが(笑)。レースそのものは14人中5位という微妙なリザルトでしたが、抜きつ抜かれつ(?)の攻防を楽しめたし、登坂ポイントはすべて乗車でクリアできたので大満足でした。
 



バイクはスペシャライズドのグラベルバイク「ディヴァージュ」で。タイヤはチャレンジの「グラベルグラインダー(42C)」をチョイス。
登坂エリアはすべて乗車でクリア。周りはピチピチのサイクルジャージだらけなんですが、私は今年も「アロハシャツ」で参戦してます。(photo / HIBIKI )
 

ハーモニクスメンバーの高山。参加者のなかで唯一のロードバイクでの参戦(笑)。前日が雨だったこともあって路面は昨年度よりギュツとしまってました。(photo / SHINO)
 

波打ち際を自転車で。こんな体験はなかなかできません。(photo / SHINO)
 

エモい走行写真をsciffさんが撮影してくれました。感謝!(photo / Sciff)
 

(photo / SHINO)
 
ビーチクロスの楽しさを一言でいうのなら、とにかく思い通りにいかないところにある気がします。
 
まっすぐ進みません。
すべります。
転びます。
周回を重ねるごとに路面状況が変わります。
 
そんな感じで思い通りにいかないことが多々ある中、自転車を自分自身が駆って瞬時にそのときどきの最適解を見つけだしていく面白さがビーチクロスにはあるんですよね。
 

レース終了後はSciffさんとギターでセッション。心地よいひとときでした。(photo / SHINO)
 
ここのところ忙しすぎてまったく自転車に乗れていない日々が続いていたんですが、ビーチクロスで自転車の根源的な楽しさを再確認できた1日でした。

(栗山)

 



(photo / HIBIKI)